やっていきます
動機
プリマジの曲、プリ☆チャンの曲と比べて何か違うな~ということを感じました。
聡明な読者の諸君ならもちろん分かると思うのですが、上記の”違うな~”というマイルドな表現からももちろん分かる通り、こんな結果が出たからこっちのシリーズの方が優れてる!とか今までのシリーズはこういう傾向が強かったのに、そこからずれているからダメ!とかそういう話をする気は毛頭ないので早めに釘を刺しておきます
で、その「何か違うな~」と思った原因を分析しようと思うのですが、私は音楽関連はさっぱり分からないので「メロディーがこうだから...」みたいな話は一切できません。音は音屋という言葉にもあるように音楽関連で分析していくのは無理なので、歌詞を分析する方向で行きたいと思います。
解析用データ作成
何はともあれ歌詞データがないと進まないのでデータを作成します。
今回対象とする曲ですが、公式で歌詞カードが存在するほぼすべての曲とします。
「公式で歌詞が存在する」ということなので、非公式で歌詞が存在していてもその曲は対象としません。
非公式とはTwitterでライブ後にたまに見る「(曲名)、頑張って聞いて文字起こししたけどこんな感じ??[スマホのメモ帳に歌詞書いた画像]」みたいなやつのことです。
これを認めると「それ歌詞に記号入ってても分からないし、テキストと実際に発する言葉違う(例:瞬間→とき)ことあるかもしれないじゃん」ということを指摘してくる人間が出てきます。私です
ちなみにこのルールに沿うと、現在プリマジの曲で対象となるのはDreaming Soundのみなのでプリマジの曲の分析はほぼ不可能です。
まあ、これはプリマジのCDが発売したらもう一度やり直すことにしましょう。
あとの細かいルールは箇条書きで書いておきます。読みたかったら読んでください。
- 対象のシリーズ
- プリリズ、キンプリ、プリパラ、プリ☆チャン、プリマジ
- 筐体曲、舞台限定の曲も対象
- 同じ曲タイトルでアーティスト違いの曲で歌詞が変わらないものは1曲としてカウント
- ま~ぶるMake up a-ha-ha、One Heartなど
- 同じ曲タイトルでアーティスト違いで歌詞が変わるもの
- カバー曲は不採用
- BOY MEETS GIRL、夏祭りなど
- 公式の歌詞が見つからなかったもの
- プリリズ筐体限定曲、Welcome Girls
- コンプリートアルバム買えば歌詞書いてあるかもしれないけどもってないので
- プリリズ筐体限定曲、Welcome Girls
- 今回使ったcsvデータから歌詞データ消したものをGoogleドライブに置いておいたので細かいところが気になったらそっちを見てください
だいたいこんな感じです。
分析
KHCoderを使って分析していきます。
抽出語の取捨選択に関しては下の記事で触れています。
具体的にはこんな感じのデータを使います。
まず、[ツール]→[外部変数と見出し]からシリーズごとに特徴的な語を見ていきます。
単語の右にある数字はJaccard係数です。
例えば(プリリズの曲で"未来"が歌詞に入っている曲数)/ (対象とする全ての曲で"未来"が歌詞に入っている曲数)= 0.19
ということになります。
追記
上の式が間違っていたので修正します。
解説画像を載せておきますが、統計関連にあまり興味のない人は数値が高いほど強いくらいに考えて適当に読み飛ばして大丈夫です。
パッと見ただけでもキンプリは煌めいていますし、プリ☆チャンはキラッとしているのが分かりますね。
リズパラチャンを見てみるとどれも「夢」が出現しており、その辺がテーマの根底にあるのかなあという印象を受けます。
また、プリ☆チャンが他にも「輝く」,「勇気」,「ワクワク」,「ドキドキ」といったスーパーポジティブワードが満載なのに対し、プリリズは「負ける」,「涙」,「生きる」といった若干重めなワードも見られます。
注:ただし、プリリズの曲の単語はすべてJaccard係数が2を下回っており、これらの単語が明確にプリリズの曲に特徴的な単語であるとも言い難いです。解釈次第
今回はここまでです。次回は対応分析の結果を見ます。