ドロかわ症候群

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ハコニワカンパニワークス クリア済みレビュー

サンドボックス型シュミレーションRPGという類を見ないジャンルのハコニワカンパニワークス(以下ハコカン)のレビューをしていきます。ちなみに発売は日本一ソフトウェアです。

 


さて、このゲームAmazonレビューでは怒涛の低評価でしかも大半がプレイ途中少しで挫折して文句を言っているものだったのでトロコンしたうえでレビューを書きます。

クリアまでのプレイ時間は体感40時間くらいです。

本作は大きく2つのパートに分かれます。一つはSRPGマップを用いたアイテム回収&戦闘パートでもう一つは拠点でのアイテム作成&部屋作りパートです。拠点パートでクエスト(アイテム必要個数作成といったようなもの)を受注し、SRPGパートでアイテム界周するといった具合です。

拠点パートには文句もそこまでないため特に言及しません。しいて言えばアイテムの個数指定作成機能とアイテム図鑑みたいなものが欲しかったところですがドラクエビルダーズにもなかったのでそこは我慢しておきます。

問題はSRPGパートです。色々な感想でも触れられているのですがカメラワークが悪いです。私はマインクラフトをプレイしていないのでその辺のカメラワークは知りませんが、ビルダーズではトンネル及び地下でのカメラワークが悪いという欠点がありました。しかし、このゲームのカメラワークはその比じゃ無いくらい悪いです。気が一本生えてるだけで俯瞰視点が見にくくなるので、その辺は透過処理なりで見やすくしてほしかったところ。それよりも問題なのはやはりトンネル内でのカメラワークです。先述の通りビルダーズでもトンネル内カメラは悪かったのですがそもそもあまりトンネル工事をする機会がなく、トンネル系のダンジョンは見やすくなっていたので実際大問題ではなかったのです。しかしハコカンではトンネル内に受注クエストに必要なアイテムが大量に仕込まれており、トンネル工事をせざるを得ません。終盤では400個ほど同一素材を回収することになります。時間かかりすぎてキレそうになります。

次にSRPGパートの戦闘システムについて説明します。基本的に持ち上げと投げが使えずキャラ固有技しかなく、回収したアイテムをマップ内に自由に置けてマップ破壊ができる初代ディスガイアといった感じです。まず、最初の問題点として敵のターンの間の待ち時間が長いことです。というか戦闘テンポ全体的に初代ディスガイア並みのトロさです。お前本当にPS4かよ
次の問題としては味方ユニットと同程度の攻撃力の敵ユニットがゴロゴロ出てくることです。このゲームでは攻撃方法に通常攻撃と特殊技が有りAPを消費して戦うのですが序盤から中盤では敵ユニットからの通常攻撃はクッソ痛いです。なのでまともに戦おうとするとヒット&アウェイを続けてちびちび倒すことになります。メンドクセ
ちなみに中盤以降は広範囲攻撃技を覚えるのでそれ使ってれば適当に勝てます。

次の文句としてはアイテム回収パートのクソめんどくささです。カメラワーク的にたるいのはもういいのですがマップ破壊が中盤までクソ面倒です。ストーリーを進めない限り味方ユニットはスキルを覚えないので同一クエスト中に掘削作業が楽になることはありません。というかアイテム回収は最後まで苦行なので諦めてください。

全体的にサンドボックスゲーとして面白く感じなかった要因としてはSRPGとくっつけてしまったばかりに固定マップを使わざるを得ず、その結果序盤からレアアイテムを入手することが不可能でストーリーを進めない限りアイテムレシピも入手できないため使えるアイテムの幅が少なく一本道の進め方にしかならないことです。まあ言うて日本一の作品なんだからクリア後にやることたくさんあるんだろうと思ったあなた、大間違いです。クリア後ストーリーなど無いので、拠点を自由に作り変えるくらいしかやることはないです。作り変えたところでメリットもないです。ちなみにトロコンもあっさり終わります。つまりやりこみ要素はほぼないと思ってくれて問題ありません。

ここまで文句ばっかり述べて楽しいところを書いてないのですが、主人公をサポートしてくれるメメが可愛いです。あと、自分で3Dドットのキャラを作成して動かせます、まあぶっちゃけ奥行きがあるクラシックダンジョンのお絵かき機能みたいなもんです。

なんかめっちゃ文句ばっかり言ってますが嫌でも文句出る作品です。気になった人はぜひプレイしよう。発売1か月余りでAmazonの価格は63%offになってました、畜生許さねえぞ魔女百2といい微妙な作品ばっかりフルプライスで買わせやがって。

ちなみに私は後半部分を2日くらいぶっ続けでやってクリア後見事に体調悪くて吐きそうになりました。